ミュージカルと声楽レッスン

大阪市 小谷ボイストレーニング教室のレッスン風景

最近、”ミュージカル歌手になりたいので”という理由で当教室に通われる方が増えてきました。
ミュージカルは長時間歌いますので、正しい発声で歌わないと、喉がもちません。
また様々な動きの中で歌わないといけませんし、豊かな表現で歌わないといけませんので、正しい発声方法を身に着けておかないと、喉が持ちませんし、歌唱のクオリティを保つ事も難しいです。

最近のミュージカル界の流れ


以前までのミュージカルは芝居とダンスが出来ていれば歌は正直、多少下手も大丈夫であったように思います。
しかし最近のミュージカル業界の傾向として、ミュージカル曲だけのコンサートやテレビ番組が増えていて、歌に高い注目が集まっているように思います。

こういった状況の中、大手劇団は音大や芸大の声楽科出身者を多く採りはじめているようです。
このことが何を意味しているのかというと、今後ミュージカル歌手は発声法や歌唱力は勿論の事、高い音楽の基礎能力も求められるという事です。
音大生や芸大生は大学で4年間正しい発声方法や音楽の基礎能力を鍛えられています(厳密には音大や芸大の受験でかなり声楽のレッスンや音楽の基礎の勉強をしていますので、学んでいる期間は4年以上です)。

もし、あなたが本気でミュージカル歌手になろうと考えているのであれば、発声法の習得は当然の事、音楽の基礎を学ぶ必要があります。
ちなみに宝塚音楽学校では声楽のレッスンや音楽の基礎を学ぶ授業があるそうです。
それは、宝塚音楽学校は昔からミュージカルで歌う上で声楽のレッスンや音楽の基礎が重要であると考えていたからだと思います。

ミュージカル歌手になるために必要な事

 

今後ミュージカル歌手になるためには、

・発声技術

・音楽の基礎能力

・歌唱力

上記3つが必要になってきます。

ミュージカルに必要な発声方法とは?

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ミュージカルはダンスや演技も行い、そして長時間、高いクオリティで歌わなければいけない総合エンターテイメントです。
そこで気になる事が途中で声が出なくなるのでは・・・という事ではないでしようか。
ミュージカルの上演時間はおよそ2時間から3時間半ほどあります。
かなりの長時間でですよね。
途中で声が出なくなってしまうと、ダンスには問題無いかもしれませんが、歌や演技に問題が出てきます。
ミュージカルを歌う上で重要な事はミュージカルを歌という事は長時間、高いクオリティで歌い続けないといけない事が前提となります。
長時間、高いクオリティで歌うためには、喉の負担が少ない発声方法で歌う必要があります。

ミュージカルに必要な発声方法のポイント

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長時間、歌っても声の負担が少ない発声方法のポイントは喉以外の部分もシッカリ使って歌う事です。
喉以外の部分を使って歌う事で喉の負担が減り、長時間、歌う事に耐える事が可能になります。

“丹田発声法!?

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では喉以外のどこを使って歌えば良いのでしょうか?
それを、これからくわしくお話したいと思います。
実は、私が発声において、もっとも重視しているのが「丹田(たんでん)」です。

私は、音大で声楽を専攻し、発声について理論的に学びました。
そして、その後も発声について研究するとともに、自身の歌手活動を通じて実践をくり返して来ました。
その経験から構築した、私のオリジナル発声メソッドが「丹田発声法」です。

このメソッドは現在も、日々の生徒さんとのレッスンを通じて、進化しつづけております。
丹田の使い方を身につけることで、もっとも確実、最短で正しい発声を身につけることができると、私は考えています。
そして“望んだ声”を出すことができるようになります。

丹田を使えていますか?

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「丹田(たんでん)」とは、東洋医学でおへその下のあたり部位を指します(上の写真の女性が手を当てているあたり)。
実際に、丹田という臓器や器官があるわけではありません。

しかし古来から丹田は、全身のエネルギーが集まる場所と考えられてきました。
そのため丹田の活性化が、心身の健康に大きな影響を及ぼすとも考えられてきました。
また、おもに東洋の武術や剣術などにおいては、丹田をうまく使うことで鋭くしなやかな“身のこなし”ができるとも考えられていたようです。

さて、これをご覧のあなたは、今まで丹田を意識して発声したことがありますか?
もし、あまり意識したことがなかったのであれば、一度、丹田(おへその下あたり)にエネルギーを集めるようなイメージで発声してみてください。
丹田を意識しながら、歌を唄ってみてください。
丹田を意識するだけでも、発声の違いを実感できる方もいらっしゃると思います。

でも、丹田を意識しただけで、ホントに声が変わるの?

 

大阪市 小谷ボイストレーニング教室のレッスン風景そのように思われた方もいらっしゃるかもしれません。
また「丹田を意識して発声してみたけれど、いつもとあまり変わらない」という方もいらっしゃるかもしれません。
実は、そのとおりなんです。

例えば、ゴルフのレッスンDVDで「ドライバーで300ヤード飛ばす理論」を学んだとします。
そうしたら、実際にドライバーで300ヤードを飛ばすことができるようになるでしょうか?

答えは、必ずしもイエスとは言えないと思います。
むしろ、300ヤード飛ばせない人のほうが多いのかもしれません。
なぜなら、たとえ理論を知っていたとしても、そのとおりに再現できるわけではないからです。

正しい発声のために“ほんとうに”必要なのは?

 

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「発声」も、これと同じことが言えます。
丹田を使った発声について学んだとしても、実際に丹田を使って発声できるとはかぎらないんですね。
丹田を使って発声できるようになるためには、実は、もうひとつの要素が必要になります。

正しい発声のために“ほんとうに”必要なこと。
それは、丹田を使って発声するときの「感覚」です。

丹田感覚を研ぎ澄ませよう

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「感覚」って、とても繊細です。
「丹田を使って発声する感覚」と言っても、それは一人一人違います。
ですので、私にとっての「正しい発声の感覚」が、あなたにとっての「正しい発声の感覚」と同じとはかぎりません(むしろ、違うことのほうが多い)。

そこで私は、生徒さんがご自分で「正しい発声の感覚」をつかんでいただくことを、重視しています。
ちなみに私は「丹田を使った発声の感覚」をつかむためには、大きく分けて3段階あると考えています。

  • 丹田の位置を知る
  • 丹田を意識する(どう感じているのか?を確認)
  • 丹田に力が入っている感覚をつかむ

丹田感覚は、進化します

 

大阪市 小谷ボイストレーニング教室のレッスン風景また、正しく発声できているときは、実際には丹田だけでなく“下半身”で発声をしています(そしてこのとき、上半身はリラックスしています)。
そのため、正しい発声ができるようになるにつれて、感覚はつぎのように変化します。

  • 丹田の位置がわかる
  • 丹田を使う感覚がわかる
  • 丹田を使ったときに、丹田が動く方向がわかる
  • 丹田に力を入れると臀筋も丹田に連動して動くのがわかる
  • (発声時)胴体下部の動きを感じられる(下半身として発声できている)

感覚の変化というよりは「進化」ですね。
そして、このような感覚に鋭敏になることで、ご自身の体を上手に扱えるようになります。
ちなみに、こうした感覚はレッスンをすれば(個人差はありますが)、必ず身につけることができます。
その結果、望んだ声が出せるようになるんですね。

丹田エクササイズ

私はこれまで、生徒さんに丹田発声の感覚をつかんでいただくために、さまざまなレッスン方法を開発してきました。
そのなかで、特に効果的なのが「丹田エクササイズ」です。
少しですが、ここでご紹介させていただきますね。

丹田エクササイズ1:丹田の位置を確認する

大阪市 小谷ボイストレーニング教室 丹田エクササイズ

背筋を伸ばして、肩幅よりやや狭めに立ち、右股関節あたりを両手で軽く添えます。
そして、右足を1㎝程度、浮かせます(左足に体重がかかっている状態です)。
足を浮かせるとき、膝は曲げません。
そのため、左側に体が少し傾いたような状態になっています(あくまで少しです)。
足が正しく上がっていると、右側の骨盤が上に動きます(両手を添えているのは、骨盤の動きを確認するためです)。
足を浮かせておく時間は、ほんの一瞬、時間で表せば1秒程度です。

そして、足を下ろしてはじめの姿勢に戻ります。
この一連の動作を5〜10回くり返す中で、骨盤が動く感覚や丹田に力が入る感覚を養います。
右足を5〜10回上げたら、今度は同様の動作を左足を浮かせて行なってみましょう。
このエクササイズを通じて、丹田の位置を確認することができます。
慣れてくると、両手を添えなくても、また少ない回数でも丹田の位置がわかるようになります。
その他にも、おひとりおひとりの発声に合わせたエクササイズがあります。

それらを行うことで、息を吐くことから少しずつ声を出すことにつなげています。
丹田エクササイズは、丹田を使った発声の感覚をつかむことができます。

音楽の基礎能力を鍛える(ソルフェージュ)

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当教室ではご希望がありましたら、ソルフェージュ(聴音や新曲視唱)、楽典のレッスンも行っています。
ソルフェージュの能力を向上させ、楽典の知識が身につくと、楽譜を読むスピードが上がります。
楽譜を読むスピードが上がれば、たくさんの曲に触れる事が出来るようになり、音楽の理解力が上がります。

またもし、あなたがプロのミュージカル歌手を目指いているのであれば、今後、突然、代役の仕事が来るかもしれません。
急な代役の仕事が来た時、あなたの楽譜を読むスピードが遅かったら、あなたは代役の仕事を断らなければいけなくなるかもしれません。
せっかくのチャンスなのに、もったいないですよね。

でも楽譜を読むスピードが速かったら、問題なく代役の仕事を引き受ける事ができ、
見事にチャンスをゲットできるようになります。
楽譜を読むスピードが上がると様々な可能性が上がり拡がるのです。

オペラからミュージカルまでの歴史

当教室の声楽コースではミュージカル志望の方にも特に最初はクラシックの曲をレッスンしています。
基本的には生徒さんの希望を優先するのですが、最初はクラシックの曲のレッスンをおススメしています。
ではなぜクラシックの曲のレッスンをおススメするのかいうと、ミュージカルを歌う上での基礎固めになるからです。
なぜ基礎固めになるのかいうと、ミュージカルの起源はクラシックにあるからです。

西洋音楽は時代と共に変化していきました。
元々は教会の音楽だったのが、その後オラトリオが生まれ、そしてオペラが生まれました。
オペラは最初は神話を題材にした演目が多かったですが、モーツァルトの時代になると宮廷、貴族を題材にして演目が多く喜劇が主流になります。
これはモーツァルトの時代のオペラを観る層が王侯貴族が主だった事が理由です。
ちなみにこの頃のオペラはイタリア語で書かれている事が前提で、モーツァルトの「魔笛」ドイツ語で書かれているので”オペラ”ではなく”ジングシュピエール(音楽劇)”と呼ばれています。

そしてロマン派の初期になるとロッシーニやベッリーニ、ドニゼッティが活躍し時代を彩り、その後ヴェルディが登場しオペラ界はより活性化します。
ヴェルディの時代になってくると、オペラを観る層も王侯貴族から、大衆に変わっていきます。
扱う題材もシェイクなど一般的なものになっていき、喜劇より悲劇が多くなります。
ヴェルディによって、より活性化したオペラ界ではありますが、その後、そんどんスケールが大きくなりグランド・オペラと呼ばれるようになります。
上演時間も全5幕で結構長時間です。
グランド・オペラになってくると、その壮大なオペラに付いていけない聴衆が出始め、ある動きが起きます。
それはヴェリズモ・オペラとオペレッタでヴェリズモ・オペラは題材は物語ではなく、実際に起きた話で上映時間も約1時間程度。

ヴェリズモ・オペラで有名なのはマスカーニの「カバレリア・ルスティカーナ」とレオンカバッロの「道化師」です。
ちなみに「道化師」の元話はレオンカバッロの父が裁判官で、裁判に扱った内容だったそうです。
ヴェリズモ・オペラは最初は好評でしたが、その後は続きませんでした。
ヴェリズモ・オペラとほぼ同時期に生まれたオペレッタは歌以外に踊りも取り入れ、題材も喜劇が主流でとても観やすいのが特徴です。

このオペレッタがアメリカに渡りミュージカルが生まれました。
こういった経緯もあり、初期のミュージカルは少しクラシックの香りがするように感じます。
ざっと大まかにクラッシックからミュージカルを流れを解説しまた。
ミュージカルを時代とは逆向きに辿るとクラシックに辿り着くわけですので、
クラシックの曲を知っておくと楽曲を深く解釈し、歌う表現にも深みが増すように感じます。

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そして、あなたの声が美しく、または力強く変化するかどうかを、ぜひお試しください。

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