「サビで声が続かない…」「1曲歌いきるとゼーゼーしてしまう」

そんな経験、ありませんか?

カラオケで息が切れると、音程もブレやすくなり、思うように表現できずに悔しい思いをすることも。

でも息切れの原因は、体力や肺活量だけではありません。

ちょっとした意識の変化で、誰でも今すぐ改善することができます。

今回は、カラオケで息切れしないための「すぐできる3つのコツ」をご紹介します!

 

息切れの原因とは?

息切れの原因は、単に「息が足りないから」ではなく、次のようなことが関係しています。

息を吸うときに浅く、焦って吸ってしまう

カラオケで息切れしてしまう原因のひとつに、「浅く、焦って息を吸ってしまう」ことがあります。

これは、曲の合間で息を急いで吸おうとするあまり、肺の上部にしか空気が入らず、必要な量の息をしっかり取り込めていない状態です。

本来、呼吸は体の奥深く、特に背中や下腹部まで広がるようにゆったりと行うことで、十分な酸素と息の圧を確保できます。

しかし、焦って胸だけで吸うような浅い呼吸になると、息がすぐに尽きてしまい、次のフレーズで声が続かなくなるのです。

また、浅い呼吸は身体に力みも生みやすく、無駄な緊張が喉や肩に入ってしまうことで、さらに息の流れが悪化します。

息を「たくさん吸う」よりも、「深く吸う」ことが大切です。

焦らず、鼻から静かに、背中が広がるように吸うことが、息切れを防ぐ第一歩となります。

歌っている最中に、息を一気に吐いてしまっている

カラオケで息切れする原因のひとつに、「歌っている最中に息を一気に吐いてしまう」ことがあります。

これは、声を出す際に息の使い方をコントロールできておらず、必要以上に一度に吐いてしまうため、フレーズの途中で息が尽きてしまう状態です。

特に、気合いを入れて歌い始めたときや、高音・ロングトーンを無理に出そうとしたときに起こりやすく、息を強く押し出そうとすることで、短時間に多くの息を消費してしまいます。

その結果、後半のフレーズになるほど息が続かず、苦しさや音程の不安定さにつながります。

また、一気に吐く癖があると、息が流れる時間が短くなるため、声に安定した響きや厚みを持たせることも難しくなります。

歌の息づかいは「長く・一定に・ムダなく」が理想です。

息を“勢いよく出す”のではなく、“流し続ける”意識が欠けていると、どうしても息切れを起こしやすくなるのです。

喉や肩に力が入っていて、無駄に息を使っている

カラオケで息切れしてしまう原因のひとつに、「喉や肩に力が入っていて、無駄に息を使っている」ことがあります。

緊張や力みがあると、喉まわりや肩に無意識のうちに力が入り、声を出す際に息の通り道(声道)が狭くなってしまいます。

この状態では、息がスムーズに流れず、声にするために余分な圧力をかけようとして、必要以上に息を消耗してしまうのです。

また、喉や肩に力が入っていると、自然な声の響きが妨げられ、響かせようとしてさらに息を強く出してしまうという悪循環に陥ります。

本来、声は体全体のバランスの中で支えられるもので、局所的に力が入ると息のロスが増え、持続力が落ちてしまいます。

無駄に息を使ってしまう背景には、「出そうとする意識が強すぎる」ことがあるのです。

喉や肩をリラックスさせることが、息切れ防止には不可欠です。

 

今すぐできる!息切れを防ぐ3つのコツ

大阪市 小谷ボイストレーニング教室のレッスン風景

コツ①:息を“ためる”より“流す”意識に

カラオケで息切れを防ぐためには、「息をためる」のではなく、「息を流す」意識がとても重要です。

多くの人は「たくさん吸って息を溜めておけば大丈夫」と思いがちですが、実はそれが逆効果になることがあります。

息を溜め込むと、体に余計な力みが生まれ、息をうまくコントロールできなくなってしまうのです。

その結果、歌い出しで一気に息を吐いてしまったり、途中で息が苦しくなったりします。

歌うときは、息を止めたり溜め込んだりせず、水を細く出し続ける蛇口のように、一定の量でゆるやかに流すことが大切です。

この「流す意識」を持つことで、無駄なく効率的に息を使うことができ、声も安定しやすくなります。

また、息を流し続けることで自然とリズムやフレーズ感も整いやすくなり、歌全体がスムーズに聞こえるようになります。

まずは、止めず・力まず・細く流す感覚を意識してみましょう。

コツ②:歌う前に“ゆっくり吸う”

息切れを防ぐために重要なのが、「歌う前にゆっくり息を吸う」ことです。

カラオケでは、曲のテンポや緊張感からつい早く浅く息を吸ってしまいがちですが、この“急いだ呼吸”が息切れの原因になります。

浅く吸うと、肺の上部だけにしか空気が入らず、十分な息を確保できません。

その状態で歌い始めるとすぐに息が尽きてしまい、後半のフレーズが苦しくなるのです。

効果的な吸い方は、「背中が広がるように」「鼻からゆっくり吸う」こと。

吸う時間はたったの1秒か2秒で十分ですが、その短い時間でも“ゆったり”とした感覚を持つことが大切です。

息を吸うことに焦らないことで、体全体の力みも取れ、声も安定しやすくなります。

特に歌い出し前のワンブレスは、その後の1フレーズの質を左右します。
まずは「急がない」ことから意識してみましょう。

コツ③:1フレーズごとの“力み”を取る

息切れを防ぐには、「1フレーズごとの力みを取る」ことがとても重要です。

歌っている最中に喉や肩、首まわりに力が入ると、息の通り道である声道が狭くなり、息がスムーズに流れなくなってしまいます。

すると、声を出すために余計な力で息を押し出す必要が生じ、結果として息を無駄に消費してしまうのです。

特に、高音やロングトーンなど「頑張りたい場面」で力が入りやすく、これが息切れの一因になります。

力んでいるつもりはなくても、フレーズの終わりに首が固くなっていたり、肩が上がっていたりするなら要注意です。

フレーズの最初から最後まで、体をできるだけリラックスさせた状態で歌うことが、息の持続にもつながります。

一度「肩の力を抜いて」「喉を開いて」声を出す感覚を身につけると、息が楽に長持ちするようになります。

力まずに声を出すことが、自然でスムーズな歌唱の第一歩です。

 

おすすめの練習方法(初心者向け)

音読トレーニング

短い文章を声に出して、一定の息の流れで読み続けてみましょう。
「はじめまして。今日はいい天気ですね。」など、日常会話レベルでOK。
声を出しながら「息を止めない感覚」をつかむ練習になります。

 声を出さずに“ブレス練習”

椅子に座ってリラックスし、鼻からゆっくりと息を吸って、背中が広がる感覚を味わってみましょう。

その後、口をすぼめて「スー」と細く息を吐きながら、流し続ける練習をします。

これを毎日1分でも続けると、呼吸の質が改善され、歌うときにも役立ちます。

 

まとめ:息切れは“ちょっとした習慣”で改善できる

大阪市 小谷ボイストレーニング教室のレッスン風景

息切れは体力勝負ではなく、「息の使い方の習慣」で改善できます。

今日からできる3つのポイントをおさらいしましょう:

• 息は止めず“流し続ける”
• 吸うときは“ゆっくり丁寧に”
• 歌うときは“力まず自然体”

どれも特別なトレーニングをしなくても、すぐに意識できることばかりです。

ちょっとした呼吸の見直しが、あなたのカラオケをもっと快適で楽しいものに変えてくれます。

「なんだか今日は息切れしない!」

そんな変化を、ぜひ体感してみてください。

 

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