ポップスなら歌えるのに、

ミュージカルの高音になると

苦しくなる、裏返る、声が届かない…

そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?

ミュージカルの曲は、ただ音を出すだけでなく、力強く響く声 が求められます。

自分は才能が無いからミュージカルで高音が出ない…

いえいえ、実は、それは才能ではなく 正しい発声法を知らないだけ。

本記事では、トップミュージカル俳優も実践する 丹田発声 を使い、無理なく高音を出す方法を解説します!

 

 

1. なぜミュージカルの高音は難しいのか?


ミュージカルの高音が難しい理由は、単に「音を出す」だけでなく、パワフルで響きのある声を持続させる必要があるからです。

ポップスの高音はマイクを使う前提で軽く出せますが、ミュージカルでは劇場全体に届く声量と響きを求められます。

また、演技と組み合わせながら歌うため、喉だけに頼るとすぐに疲れてしまいます。

さらに、発声の支えとなる呼吸の使い方や、共鳴をうまく活用しないと、高音がかすれたり、苦しそうな声になってしまうのです。

 

2. 高音が出ない3つの落とし穴!あなたはどのタイプ?


あなたは以下のどのタイプでしょうか?

ご自身のタイプを知り、高音が出ない理由を知ることが高音の壁を突破する第一歩です!

 

A. 喉締めタイプ

高音を出そうとすると 首や喉に力が入り、声が詰まる・苦しくなる のがこのタイプの特徴です。

息の流れが不安定なまま無理に声を出そうとするため、喉周りの筋肉が過剰に緊張し、声帯が締まりすぎてしまいます。

その結果、高音が細くなる、かすれる、裏返る、または出なくなる ことが多くなります。

特に、喉だけで頑張ってしまうと長く歌えず、すぐに疲労してしまうのも特徴です。

この状態が続くと、喉に負担がかかり、声の伸びや響きが失われてしまいます。

 

B. 息切れタイプ

高音を出そうとすると 息が足りなくなり、最後までフレーズを歌えない のがこのタイプの特徴です。

原因の一つは、吸う息が浅く、必要な量の空気を確保できていないこと。

また、息を一気に吐きすぎると、途中で息が尽きてしまい、声が途切れたり、不安定になります。

特にミュージカルではロングトーンや強い声が求められるため、息が途中で足りなくなると、

高音がかすれたり、苦しそうに聞こえてしまいます。

この状態では、声に響きが出にくく、安定した発声が難しくなります。

 

C. 声が響かないタイプ

高音は出ているのに 声が弱々しく、通らない・響かない のがこのタイプの特徴です。

原因の一つは、声の共鳴をうまく使えていないこと。

喉や口の中などの空間を活用できていないため、音がこもったり、薄っぺらく聞こえたりします。

また、息の流れが弱いと声が十分に前に飛ばず、遠くまで届きません。

さらに、口の開き方が不十分だったり、舌の位置が悪いと、声がこもってしまい、明るく響く音になりにくくなります。

その結果、高音が平坦で力強さに欠ける印象になってしまいます。

 

3. 高音の壁を壊すカギは「丹田発声」だった!

大阪市 小谷ボイストレーニング教室のレッスン風景

丹田は、おへその下にある “声のエンジン”

丹田(たんでん)とは、おへその下あたりにある体の中心部で、発声や呼吸の支えとなる重要なポイント です。

ここを意識すると、声の土台が安定し、喉に頼らず力強く響く声を出すことができます。

ミュージカルの高音には、ただ声を出すだけでなく、息のコントロールと体全体の支えが不可欠。

丹田を使うことで、息の流れが安定し、長く伸びる高音や、遠くまで届く声を出せるようになります。

まさに “声のエンジン” ともいえる大切な部分なのです。

 

丹田発声の詳細については下記の記事で解説しています

丹田発声について

 

驚くほど違う!喉だけ声 vs. 丹田で出した声 その違いは?

 

喉だけで出す声 は、息の支えが弱く、声帯に負担がかかるため 高音が細くなり、詰まったような苦しい音 になりがちです。

また、喉の筋肉に頼るため、すぐに疲れたり、音程が安定しにくくなります。

一方、丹田で支えた声 は、息の流れが安定し、喉に余計な力を入れずに 太く伸びのある高音 を出すことができます。

さらに、声の響きが豊かになり、遠くまでしっかり届くので、ミュージカルのような 強く響く発声 に欠かせません。

 

トップミュージカル俳優も実践する発声法

ミュージカル俳優は、ただ高音を出すのではなく、パワフルで響きのある声を長時間維持する必要があります。

そのため、多くのプロが 丹田を使った発声法 を実践しています。

丹田を意識することで、息の支えが強まり、喉に負担をかけずに安定した高音を出す ことが可能になります。

また、声の共鳴を意識し、頭や鼻腔に響かせることで、マイクなしでも通る声 を作り出します。

この発声法が、劇場全体に届く力強い歌声を生み出す鍵となっています。

 

なぜ丹田発声で 「ラクに」「響く」高音が出せるのか?

丹田発声は 息をしっかり支え、喉への負担を減らす ため、無理なく高音を出せるのが特徴です。

丹田を使うと、空気の流れが安定し、声帯を締め付けずに スムーズに振動させる ことができます。

また、息の圧力をコントロールしやすくなるため、強く伸びのある声 を出せます。

さらに、声を口の中や鼻腔などで響かせることで、喉に頼らず 遠くまで届くクリアな高音に。

結果として、ミュージカルのようなパワフルな声が ラクに響く のです。

 

4. 今日からできる!高音をラクに出す「丹田発声トレーニング」

大阪市 小谷ボイストレーニング教室のレッスン風景

STEP 1:まずはエンジン始動! 丹田を目覚めさせる呼吸法

「息をたくさん吸う」ではなく、「息を下に落とす」感覚をつかもう!

まずは「丹田ロングブレス」と「HA、HO発声」で丹田を目覚めさせましょう!

 

1. 丹田ロングブレス
鼻から深く息を吸い、丹田を意識しながら「S」と細く長く息を吐きます。

吐く時間を徐々に伸ばし、息のコントロール力を高めます。

 

2. HA、HO発声
「HA」「HO」を息をしっかり乗せて発声します。

これらを続けることで、喉に頼らず、丹田から効率よく息を使えるようになり、

安定した発声ができるようになります。

 

STEP 2:喉の負担ゼロ!「んー」のハミングで響きを育てる

「んー」を使ったシンプルな練習で、響きが劇的に変わる!

「丹田支えハミング」と「NA共鳴発声」で楽に声が響いている感覚を掴みましょう!

 

1. 丹田支えハミング
丹田を意識しながら鼻から息を吸い、口を閉じて「んーー」とハミングします。

上唇から眉間にかけての部分で振動を感じるように意識すると、

共鳴が強まり、響きが豊かになります。

 

2. NA行共鳴発声
ハミングで掴んだ響きを意識して「NA」で発声します。

NAで響きを掴んだら今度は様々な発音でもNAと同じ響きを感じれるように練習します。

全ての発音でハミングやNAと同じ響きを感じれるようになると、

歌っていく中で高音が出しやすくなります。

 

STEP 3:いざ高音へ!「ホー!」発声でブレイクスルー

【実践】高音を無理なく出すための “魔法の発声練習”

「HO発声」と「丹田支えスライド発声」で声帯をしっかり伸ばしましょう!

 

1. HO発声
丹田から息を送り、「HO」と裏声で明るく発声します。

 

2.丹田支えスライド発声
丹田を意識しながら、「HO」と低音(地声)から高音(裏声)へなめらかに音を移動させます。

 

息の流れを一定にしながら発声することで、声帯を無理なく引き伸ばし、

高音が出しやすくなります。

 

これらを続けることで、丹田を使った安定した支えが身につき、

声帯をしなやかに伸ばせるようになります。

 

まとめ|高音の壁を超え、新しい自分の声を手に入れよう!

大阪市 小谷ボイストレーニング教室のレッスン風景

 

 

ミュージカルの高音は、一朝一夕で出せるものではなく、正しい発声法を継続することが大切です。

喉に頼らず、丹田を意識して息を支えることで、無理なく響く高音 を習得できます。

最初は難しく感じるかもしれませんが、毎日のトレーニングを積み重ねることで、安定した発声と豊かな表現力 が手に入ります。

長期的な視点で取り組み、自分の理想の歌声に近づくプロセスを楽しみながら進めていきましょう!

 

 

当教室のボイトレを試してみませんか?

大阪市 小谷ボイストレーニング教室のレッスン風景

もし、あなたが声のお悩みを改善したいとお考えなら、しかも自分に合った改善方法を知りたいとお考えなら、一度、当ボイストレーニング教室の体験レッスン(40分)に参加してみませんか?

ぜひ一度、当教室のオリジナルメソッド「丹田発声法」をレッスンで体験してみてください。

そして、あなたの声が美しく、または力強く変化するかどうかを、ぜひお試しください。

体験レッスンについてくわしくは、こちらをクリック⇒

お申し込み・お問い合わせは・お電話・ネットから

友だち追加
LINEからも、お申し込み・お問い合わせができます

お電話でのお申し込み・お問い合わせはこちらをタッチ

ネットからのお申し込み・お問い合わせはこちらをタッチ

【大阪】ミュージカル・ボイストレーニング