声帯は鍛えられない?

レッスンをしていて生徒さんから、声帯を鍛えるトレーニングを教えて欲しいという要望を頂くことがあるのですが、残念ながら声帯を鍛えるトレーニングはありません。
なぜなら声帯は筋肉ではないからです。
では声帯はどうやって動くのかというと、声帯の周りの筋肉の動きを利用して動いているのです。
例えば声帯を振動させているのは肺から排出された息ですし、裏声を出すときは輪状喉頭筋が動いて裏声が出ます。
このように目的に合わせて声帯の周りの筋肉を鍛えることが大切です。

裏声トレーニングの狙い

裏声のトレーニングの声帯運動の向上を狙ったトレーニングです。
ですので裏声のトレーニングを沢山すると低音、中音、高音と高音以外にも良い影響が出るトレーニングですので、高音だけのトレーニングではないですし、高音を出す為の特別な技術ではありません。

地声から裏声をスムーズに

ミックスボイスは地声から裏声、裏声から地声にスムーズに移行させる事が重要です。
その為に地声から裏声、裏声から地声に切り替えるようなボイストレーニングを行う必要があります。
おススメのボイストレーニングはオクターブのボイストレーニングで、例えば、低いドは地声で、高いドは裏声、そして滑らかに低い地声のドから高い裏声のドに移行するように発声する。
こういったボイストレーニングを沢山すると、地声から裏声、裏声から地声にスムーズに移行出来るようになります。

音程が生まれる原理(低音、中音、高音)

また音程は声帯の長さで決定されます。
太く短く声帯を伸ばした状態だと、低音や中音が出やすくなります。
逆に高音は出にくいです。
高音を出すには細く長く声帯を引っ張る必要があります。
これは弦楽器とよく似ています。
弦楽器の低音部の弦も太く伸ばされていますし、高音部の弦は細く長く伸ばされています。

高音が出る発声練習

効果的に輪状甲状筋を鍛える発声練習は裏声で高音を出す発声練習です。

裏声の時の対策

裏声の時は高音は出やすい状態ですが、非常に弱弱しい声の状態です。
対策としては、裏声時にボーカルフライなど、声帯をシッカリ閉じるボイストレーニングを行う事と、地声の時に比べ、声をシッカリ響かせる意識を持つ事です。
具体的には裏声時は地声時に比べ軟口蓋を引き上げ、口腔内をシッカリ拡げる事です。

裏声を鍛えると

裏声を鍛えると声の高さを調整する「輪状甲状筋」が鍛えられ、音痴改善が期待でき、高音取得も期待できます。
ですので歌を歌う上で裏声のボイトレは非常に重要です。
しかしながら、多くの方は普段、裏声を使っていないのではないでしょうか。

オススメの発声練習は?

オススメの発声練習は「HO」の発音でオクターブの発声練習です。
この発声練習を沢山行うと輪状甲状筋が鍛えられ、充実した高音、中音、低音が出せるようになります。
この発声練習のコツは息漏れ声で、特に高音の時に息漏れの量を増やしして行う事です。

エアロスミス スティーブン・タイラーの声帯

以前、エアロ・スミスのボーカル、スティーブンタイラーの声帯をCCDカメラで見るというテレビのドキュメント番組を観ました。
その番組を観ていた思ったのは、スティーブン・タイラーの声帯の柔軟性、特に中音から高音へ移行する時の声帯の動きが、非常に自然で、驚きました。
一流歌手の声帯は非常に柔軟に動くのですね♪

声帯をコントロールするポイント

先日のレッスンである生徒さんから地声から裏声に上手く切り替わらないという相談を受けました。
まず理解しておかなければいけないのが声帯には大きく3種類の動き方があります。

1つ目は地声の時の動き方で、この時、声帯は閉じる力が優位に働きます。
閉じることが優位に働くことでシッカリした声になりますが声帯が伸展していない為、高音は出にくいです。

2つ目は裏声の時の動きで裏声の時、声帯は伸展する力が優位に働きます。
伸展する力が優位に働くことで高音は出やすくなりますが、このままだと声帯が閉じる力が弱いため弱弱しい声になります。

3つ目は地声から裏声に切り替え時の動きです。
今回の生徒さんの場合は普段は地声だけで歌うことが多く裏声を出す機会が少なかったとの事でしたので、高音部分は積極的に裏声で歌う事と地声と裏声を交互に出す練習を沢山トレーニングするようにアドバイスしました☆

ウィスパーボイスでミックスボイスをマスターする!

ウイスパーボイスは日本語に直訳すると「ささやき声」という意味になります。
歌に関してウィスパーボイスは、必要とされる楽曲以外では、あまり効果的ではない技術かもしれません。
しかし、私個人的には、ミックスボイス習得に必要な技術のように感じています。
ミックスボイスは地声と裏声の良い所をミックスした声です。
初期段階で地声と裏声の良い所をミックスする時に重要なのが、地声の状態、地声にシッカリと息が含まれていれば、裏声とミックスしやすくなります

しかし、地声に息があまり含まれていないと、裏声とミックスされません。
地声にシッカリと息が含ませる練習方法として、ウィスパーボイスは非常に有効です。
地声でウィスパーボイスのボイトレを沢山行い、地声にシッカリと息が含ませる事ができるようになると、裏声と地声がミックスされ、ミックスボイスをマスターできるようになります♪

ボイトレで高音が必ず出る声帯の状態を知る!>声が生まれる原理<

声は声帯をシッカリ閉じる事で生まれます。
声帯の閉じが甘く、隙間ができてしまうと、かすれた弱々しい声になってしまいます。
ですので、力強く張りのある高音を出すには、声帯をシッカリ閉じるボイトレが必要です。

裏声の出し方が分からない方へ

ある生徒さんから”裏声の出し方が分かりません”という質問を頂きました。
裏声は感覚的な要素が強いので、言葉での説明が難しいのですが、まず喉に無駄な力が入っていると裏声は出ません。
そして息を吐きながら息漏れの声で練習をする事です。
おススメの発音はHOです。
あと番外編ですが息を吸いながら声を出すと裏声時の音色が分かります。

まとめると
①喉に無駄な力を入れない
②息を吐きながら息漏れの声でHOの発音で練習する
裏声の出し方がいまいち分からない方は一度お試し下さい☆

裏声の出し方が分からない場合のトレーニング

そもそも裏声が出せない、または分からないという方もいらっしゃると思います。
その場合はまずは地声で息漏れの声の練習を沢山行います。
そして息漏れの声でオクターブの練習をする。
息漏れの声の練習はHAやHOの発音で練習すると効果的です。
また子音を強調して発声練習する事もポイントです。

息漏れの声で練習の重要性

息漏れの声の練習を沢山すると、声帯も柔軟になり、裏声が出せるようになり、ミックスボイス取得に繋がります。
ですので息漏れの声での練習は、ボイトレにおいて、とても重要なのですが、息漏れの声の出し方が分からない方もいらっしゃるようです。

息漏れの声を出すコツ

息漏れの声を出すコツは、息を沢山吐きながら声を事と囁き声(ウィスパーボイス)を意識すると、息漏れの声が出せるようになります✩

ファルセットの出し方について

ファルセットは裏声の1つです
裏声にはファルセット、ヘッドボイス、ミックスボイスの3種類があります。

これら3種類は息漏れの量によって分けられます。
ファルセットは、この三種類の中で息漏れの量が多い状態です。

ファルセットの練習

ファルセットの出し方の前に息漏れ声の練習が必要です。
息漏れ声の練習として、まずは「S」と息だけを出し、次に「Z」、次に「ZA」と
息から徐々に声に起こしていく練習を沢山します。
息漏れ声の感覚を掴んだらオクターブで「HO」の発音で徐々に一音上げていく音階練習します。
このような練習を沢山すると、ファルセットを習得できます☆

裏声の練習方法

裏声は息を沢山使いますので、裏声の練習方法として、まずは息漏れの声の練習を沢山行う事。
次に「HO」の発音で表声と裏声を交互に出す。
勿論息漏れ声で。
オススメはオクターブ練習です。
具体的には「低いドは表声、高いドは裏声」といった方法で一音ずつ上げていく練習方法。
こういったボイトレ練習を沢山すると裏声が強化され、輪状甲状筋も鍛えられますので音痴の改善や、高音の取得に繋がります☆

声帯を引っ張るトレーニング

声帯を閉じるだけでなく声帯を引っ張る力を鍛える事も大切です。
声帯を引っ張る力を鍛えると声帯が柔軟になります。
声帯が柔軟になると、低音から高音まで楽に出せるようになります。
声帯を引っ張る力を鍛えるポイントは輪状甲状筋の強化です。

輪状甲状筋の強化トレーニング

輪状甲状筋とは声帯の下に位置し、輪状甲状筋が動くと声帯がシッカリ引っ張られます。
輪状甲状筋を鍛える方法は一般的には裏声のトレーニングです。
裏声での発声練習を沢山行うと、輪状甲状筋が鍛えられます。

また裏声の状態で低い音を出す発声練習も行っておくと喚声点の克服に繋がります。
裏声の発声練習は輪状甲状筋を鍛える上で非常に有効的な発声練習なのですが。

ミックスボイスを獲得するには

・裏声、ファルセット
・ウィスパーボイス
この2つの習得が必要です
ウィスパーボイスで表声と裏声を出す練習をし、表声と裏声をキレイに繋げる事が、ミックスボイスを修得する為には重要です☆

ミックスボイス習得の初期段階

息漏れの声を出せないと、表声と裏声がミックスされません。
初期段階では息漏れの声の発声練習、特に表声で息漏れの声の発声練習を沢山行う必要があります。
息漏れの声の時の声帯はしっかり伸びようとします。
この時の声帯の動きは裏声時の声帯の動きと同じです。
息漏れの声の練習を表声で沢山行うと、表声からミックスボイスに容易に変換可能になります。

ミックスボイス習得の中盤

そして次は裏声の発声練習。裏声の発声練習で重要なのは、中音部と低音部で裏声を出す発声練習を沢山行う事。
裏声の状態で高音部から中音部、低音部に降りてくる音階発声練習を沢山行うと効果的です。

なぜ裏声の状態で高音部から中音部、低音部に降りてくる音階発声練習を沢山行うと効果的なのかというと、裏声時の下の音域が拡がります。
裏声時の下の音域が拡がると、表声でも出せる音、裏声でも出せる音が増え、これが喚声点の克服に繋がります。

ミックス習得の最終段階

ミックス習得の最終段階では、声門閉鎖の強化を行います。
力強く豊かな声と言うのは声帯がピタッと閉じた状態で生まれます。
声帯がピタッと閉じた状態を声門閉鎖と呼びます。
裏声の弱点は声門閉鎖が弱くなってしまう事です。
声門閉鎖が弱いと声帯はピタッと閉じておらず、隙間が空いています。

これでは力強く、豊かな声は出ません。
ですので、裏声時の声門閉鎖の強化が裏声からミックスボイスにする重要なポイントです。
裏声時の声門閉鎖強化の第一歩は響きを意識する事
出来るだけ響きを上げる事を意識すると、声門閉鎖の強度も上がります。

また裏声時の声門閉鎖の感覚を掴む方法として、ボーカルフライの練習は非常に有効です。
ボーカルフライはしっかりと声門閉鎖された状態で声を出す練習です。
裏声時にボーカルフライをたくさん行うと、裏声時の声門閉鎖の感覚が掴めます。
こういった段階を踏んでボイトレを行う事がミックスボイスの習得に必要な事です。

ミックスボイスは1年で習得できますか?

以前ある生徒さんに「ミックスボイスは1年で習得できますか?」という質問を受けました。
私は「個人差があるが1年で習得できる可能性はある。しかし1年で習得したミックスボイスを実践で使えるかは未知数」とお答えしました。
ミックスボイスはボーカルの花形です。
ミックスボイスを使えるようになると歌える曲の幅が拡がり、歌う事への楽しみも増します。

ただミックスボイスを高等技術です。
裏声の状態で地声と変わらない力強い声を出さないといけないのですから。
なのでミックスボイスをを出すには裏声を安定的に出せるボイストレーニングを行わないといけません。
裏声が安定的に出せるようになったら今度は裏声を力強い声にしていくボイストレーニングを行わなければいけまん。
裏声は輪状甲状筋の働きで声帯が非常に伸びた状態になります。
声帯が非常に伸びているので高音は出やすくなるのですが、声帯の閉じが弱いです。
力強い声を出すには声帯をシッカリ閉じないといけません。

ですのでミックスボイスを習得するには裏声の状態で声帯をシッカリ閉じる事が出来なければいけません。
裏声が安定的に出せるようになり、裏声の状態で声帯をシッカリ閉じる事が出来るようになったらミックスボイスの完成と思われがちですが、そうではありません。
今度は裏声と地声を結びつけないといけません。
声帯は大きく3パターンの動きを行います。

1つ目は地声の時の動き方。
2つ目は裏声の時の動き方。
3つ目は地声から裏声、裏声から地声の動き方。

ミックスボイスになると、地声と裏声が融合して、
ずっと同じ声帯の動きになると考えている方がいらっしゃるようですが、ミックスボイスの時も主に低音時は地声の
声帯の動きになりますし、主に高音時は裏声の声帯の動きになります。
ミックスボイスを完成させるには裏声の強化と同時に地声と結びつけるボイストレーニングをしなければいけないのですが、カギとなるのは3つ目の声帯の動き
「地声から裏声、裏声から地声の動き方」のボイストレーニングが必要になります。

以上の事がミックスボイス習得に必要なボイストレーニングです。
ミックスボイス習得には様々なボイストレーニングを行う必要があります。
ただ本人の努力次第では一年のボイストレーニングでミックスを出せるようになる可能性はあります。

自然にミックスボイスで歌う方法

音域が拡がると、様々な曲を歌えるようになり、表現の幅が拡がります。
また音域を拡げる事について、表声(地声)の音域だけ拡げようとしている人が多いように思いますが、私は表声だけでなく、裏声の音域を上げるとも重要であると感じています。

なぜなら表声と裏声の音域を上げると表声と裏声で重なる部分が増えます。
表声と裏声で重なる部分が増えると、表声と裏声の切り替えがスムーズに行う事が可能になり自然にミックスボイスになり、歌える曲も増えます☆

ミックスボイスのコツ! 地声と裏声を上手にミックスさせる方法

ミックスボイスのポイントは地声と裏声を上手くミックスさせる事です。
その為にはまず地声とは何か?裏声とは何か?を知っておくと、今後のボイストレーニングに役立ちます。

 

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