高音になると喉が詰まる

サビが怖くて歌うのが楽しくない

そんな悩みを「年齢」や「才能」のせいだと思い込んでいませんか?

実は高音の出しづらさは、身体の「連携不足」と「息の使い方」によるものがほとんどです。

喉の筋力だけでは、どんなに練習しても“ラクな高音”は身につきません。

本記事では、

・年齢に左右されない“身体全体で声を出す仕組み”

・喉を痛めない“息と響き”の作り方

・シニアや大人からでも変われる「本質的トレーニングの流れ」

をやさしく解説します。

一時的なテクニックや若い頃の力まかせ練習から卒業し、

自分の身体に合わせた「土台の再構築」で、

無理なく高音を出せる新しい発声を一緒に育てていきましょう。

 

1|高音が出ない“身体の使い方”3つの盲点

① 息の通り道がふさがっている

高音は「通る場所=通り道」を広く使えるかがカギです。

喉で支えたり、首や顎に力が入ると、気道が狭まり、声が上に抜けません。

首・肩・胸周りの“余計な緊張”をほどくことが、第一歩です。

② 呼吸が浅いまま発声している

「吸えているつもり」でも、胸だけ・お腹だけで浅く吸ってしまうと、

横隔膜や背中が十分に動かず、呼気が不安定になります。

背中や腰の広がりを感じながら、じっくり空間を広げて吸うことが土台となります。

③ 声の“響き”を前や上に誘導できていない

高音は「大声」で押し上げるのではなく、響きを“通り道”に乗せて運ぶ意識が大切です。

声を口の前や下に落とすクセがついていると、喉に負担が集中しやすくなります。

響きの方向を眉間~おでこの奥あたりにイメージすることで、声が前に抜けやすくなります。

 

2|大人世代からでも変われる「高音発声の本質的アプローチ」

・全身で息を支える

腹式呼吸を「吸う」だけでなく、「下腹・背中・脇腹」など体幹全体を使って吐くことが重要です。

“背中や腰で支えている”感覚を持つことで、息の流れが安定し、喉への負担が大きく減ります。

・声帯の脱力&柔軟性を意識する

高音発声は“声帯の筋トレ”ではなく、柔らかい状態から始めて徐々に「芯」を足す方法が有効です。

まずは「裏声(息多め)」→「芯のある裏声」→「やや厚みのある高音」と、

段階的に変化させることで、喉に余計な力を入れずに高音域まで持ち上げられます。

・響きを「上唇の奥~眉間」へ導く

響きを下げてしまうと声がこもりやすいので、発声のときに“上方向”をイメージしましょう。

「んー」「いー」など、響きやすい母音で前歯の裏や眉間方向に声を運ぶ練習が効果的です。

 

3|具体的なトレーニング例

① 背中・腰で息を吸う練習

壁に背中と腰をつけて立ち、鼻からゆっくり息を吸い、

背中や脇腹、腰がじんわり広がる感覚を味わう。

力まずに、10秒かけて細く息を吐ききる。

② 裏声→芯を加える練習

軽い裏声で「ふー」「うー」と息を多めに出し、

響きを眉間~おでこの奥に集める。

そこに少しずつ声帯の厚み(芯)を足し、

裏声と地声の間の“なめらかなつながり”を体感する。

③ 響きの方向づけ練習

「んー」や「いー」で顔の奥・上方向へ響きを誘導し、

そのまま母音を「あ」や「え」に開いても、響きが下がらないようキープする。

 

4|練習のポイントと注意点

・出しやすい高さ・音量から始めてOK

いきなり高音を張り上げようとせず、今の自分にとって無理のない音域で“感覚”を育ててください。

・一度に変えようとせず、数週間~数ヶ月かけて“じっくり慣らす”こと

身体の使い方や響きの意識は、焦らず続けることで自然と定着します。

・音程より“息の支え”と“響き”の方向を大切に

ピアノやカラオケで正確な音程にこだわりすぎず、支えと響きの流れを優先してください。

 

5|まとめ

高音発声は、「若さ」や「才能」に頼らず、

身体全体の使い方と響きの方向を変えることで誰でも進化できます。

大人・シニア世代でも

「背中・腰で息を支える」

「声帯を脱力し、裏声から芯を加える」

「響きを眉間方向に運ぶ」

この3つを意識しながら、無理なく続けていけば

“苦しい高音”から“ラクに通る高音”へ必ず変わっていきます。

年齢や経験にとらわれず、

あなたの本来の声を引き出す“身体の声づくり”を楽しんでください。

 

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