「何度も聞き返されてしまう…」「もっとハッキリ話してと言われる…」

そんな声の悩みを抱えていませんか?

 

特に大切な場面で自分の声が届かないと、恥ずかしさや自信のなさにつながってしまいますよね。
でも、安心してください。

それは「声が小さいから」だけではなく、「声の出し方」に原因があるかもしれません。

 

実は、お腹の底にある“丹田(たんでん)”を意識したボイストレーニングを行うことで、
のどに頼らず、はっきりと通る声を出せるようになります。

 

この記事では、聞き返されることが多い方に向けて、
丹田を使った発声で「伝わる声」に変わる方法を、わかりやすく解説していきます。

 

「もっと聞き返されない自分になりたい」そんなあなたに、ぜひ読んでいただきたい内容です。

 

 

①丹田を使った声の出し方

丹田を意識する

「丹田(たんでん)を意識する」とは、おへその少し下にあるお腹のあたりに気持ちを集中させることです。

この部分は、昔から「力の中心」と言われていて、呼吸や声をしっかり支えるためにとても大切な場所です。

たとえば、重たい物を持ち上げる時、お腹にギュッと力を入れると持ち上げやすくなりますよね?

それと同じように、声を出す時もこの丹田に少し力を入れて息を送り出すと、声が安定して強くなります。

丹田を意識すると、息がブレにくくなり、長い声もきれいに出すことができます。

しかも、のどに無理な力が入らないので、声がかすれにくくなり、歌ったり話したりするのが楽になります。

まずは立ったまま、お腹に手を当てて深くゆっくり息を吸ってみましょう。

そして、その息を「お腹から出す」ように声を出してみてください。

このとき、お腹の中にしっかり力が入っていれば、丹田をうまく使えている証拠です。

毎日少しずつ練習すれば、だんだん丹田を意識するのが自然になっていきますよ。

 

 

 

姿勢を整える

「姿勢(しせい)を整える」とは、体のバランスをまっすぐに保ち、正しい立ち方や座り方をすることです。

丹田(たんでん)を使って声を出すためには、この姿勢がとても大切です。

たとえば、背中が丸くなっていたり、首が前に出ていたりすると、お腹にしっかり力が入らなくなります。

すると、息が上手に使えず、のどだけで声を出してしまい、声が弱くなったり疲れやすくなったりします。

正しい姿勢は、まず頭のてっぺんが天井からつられているように意識して立つことです。

背筋(せすじ)をのばし、肩の力をぬいてリラックスします。

足は肩幅くらいに開き、体の重心(じゅうしん)をおへその下、つまり丹田に感じるようにします。

座っているときも同じで、背もたれにもたれずに、少し前に体を起こすようにすると、お腹に力が入りやすくなります。

このように、姿勢を整えることで、丹田に自然と力が入り、息の流れがスムーズになって、安定した声が出せるようになります。

毎日の生活でも、少し意識して姿勢をよくする習慣をつけると、声の出し方がどんどん上手になりますよ。

 

 

腹式呼吸の練習

「腹式呼吸」の練習は、丹田を使った声を出すための大切なステップです。

腹式呼吸とは、胸ではなくお腹を使って呼吸する方法です。

この呼吸法を身につけると、声を長く強く出せるようになります。

 

まずは、仰向けに寝て、お腹に手を当ててみましょう。

ゆっくりと鼻から息を吸って、お腹がふくらむのを感じます。

次に、口からゆっくりと息を吐きながら、お腹がへこんでいくのを感じてください。

このとき、肩や胸が大きく動かないように注意しましょう。

 

立った状態や座った状態でも同じように、お腹に手を当てて練習できます。

息を吸ったときにお腹がふくらみ、吐いたときにへこむ感覚がつかめるまで、毎日少しずつ練習してみましょう。

 

この呼吸ができるようになると、丹田のあたりにしっかり力が入り、安定した息の流れが作れるようになります。

その結果、声もぶれずに響きやすくなり、のどに負担をかけずに気持ちよく声を出せるようになります。

 

腹式呼吸は、すぐにできるようになるものではありませんが、毎日コツコツ続けることで、少しずつ上達していきますよ。

 

 

 

発声練習

「発声練習(はっせいれんしゅう)」とは、声を出すための体の使い方を練習することです。

丹田(たんでん)を使った発声では、お腹の力をうまく使って、のどに負担をかけずに声を出すことが大切です。

 

まずは、姿勢を整えて、腹式呼吸でしっかりと息を吸います。

その息を、丹田に力を入れながら「アー」と声に変えて出してみましょう。

このとき、お腹を少しずつへこませるようにして、息が安定して出るように意識します。

 

声は大きくなくても大丈夫です。

大事なのは、息と声がつながっている感覚をつかむことです。

声がふらふらしたり、のどが苦しくなったりする場合は、息の出し方や力の入れ方を見直してみましょう。

 

また、「ア・エ・イ・オ・ウ」と母音(ぼいん)をゆっくりはっきり発音する練習もおすすめです。

そのときも、丹田の力を使って声を押し出すように意識してください。

 

発声練習をくり返すことで、体が少しずつ正しい声の出し方を覚えていきます。

毎日少しでも練習を続けることが、上達の近道です。

お腹の力を感じながら、気持ちよく声を出すことを楽しんでくださいね。

 

 

②聞き返される声の改善

 

大阪市 小谷ボイストレーニング教室のレッスン風景

適切なボリューム

「適切なボリューム」とは、相手にちゃんと聞こえるちょうどよい大きさの声のことです。

声が小さすぎると、相手に聞こえにくくなって「え? もう一度言って」と聞き返されることが増えてしまいます。

 

でも、大きすぎる声もびっくりさせてしまうので、やっぱりちょうどよい声の大きさが大切です。

 

まず、相手との距離を考えましょう。

近くにいる人には少し小さめの声でも大丈夫ですが、少し遠くにいる人には少し大きめの声で話す必要があります。

大切なのは、自分の声がちゃんと届いているかを意識することです。

 

声のボリュームを上げるためには、お腹からしっかり息を使う「腹式呼吸」が役立ちます。

お腹に力を入れて、空気をしっかり使って声を出すと、自然と声が大きくなります。

のどだけで声を出そうとすると、声が細くなってしまうので注意しましょう。

 

家族や友達に「声、ちゃんと聞こえる?」と聞いてみるのもよい練習になります。

何度もくり返すうちに、自分にとっての「ちょうどよいボリューム」が分かるようになります。

 

少しずつ練習して、聞き返されないはっきりとした声を目指しましょう。

 

 

共鳴を意識する

「共鳴(きょうめい)を意識する」とは、自分の声が体の中でよく響くようにすることです。

声は、のどから出るだけでなく、口の中や鼻の奥、顔の中の空間などに響くことで、大きくはっきりした声になります。

これを「共鳴」と言います。

 

たとえば、空っぽのビンをたたくと「ポーン」と響く音が出ますよね?

声も同じように、体の中の空間を使って響かせると、遠くまでよく届く声になるのです。

 

共鳴を感じるには、まず「んー」と鼻にかかったような声を出してみましょう。

このとき、鼻の奥や顔のあたりが少し振動(しんどう)しているのを感じられるかもしれません。

それが共鳴の感覚です。

 

また、「アー」と声を出すときも、口を大きく開けて、声が頭の中や口の奥に広がっていくように意識してみましょう。

お腹の力(丹田)も使うと、声がしっかりと響いて強くなります。

 

共鳴をうまく使えると、がんばって大きな声を出さなくても、相手にしっかり届く声になります。

声が通るようになり、「え?もう一度言って」と聞き返されることも少なくなりますよ。

毎日の練習で、少しずつ響く声を身につけていきましょう。

 

 

まとめ

大阪市 小谷ボイストレーニング教室のレッスン風景

聞き返される声の悩みは、単に「声が小さい」からではなく、正しく声を出せていないことが原因である場合が多くあります。

その根本的な解決には、丹田を使ったボイストレーニングが非常に効果的です。

 

丹田を意識することで、お腹の力を使った安定した発声ができるようになり、声に芯が生まれ、自然と相手に届く声になります。

また、共鳴や姿勢、腹式呼吸を組み合わせたトレーニングを継続することで、声は確実に変わっていきます。

 

一時的な改善ではなく、長期的に「聞き返されない自分」を目指すためには、日々の積み重ねが大切です。

丹田を使った発声は、話す力だけでなく、歌やプレゼン、コミュニケーション全体にも良い影響を与えてくれます。

 

「伝わる声」を手に入れたいと願うすべての方に、丹田ボイストレーニングはおすすめです。

今日から始めて、未来の自分の声に自信を持てるよう、一歩を踏み出してみましょう。

 

 

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